太郎くんとのお付き合い『47』それは、朝日と別れたい。ってことですか?
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太郎くんは、手先をクルクルと回しながら、真剣な顔で、こう言ってきました。
太郎くん「朝ちゃんのこと、嫌いじゃないし、正常な人間だと思ってるけど・・・・正常っていうのは変か?普通・・・普通って言う方がイヤ?」
もうっ、そんなのどうでも良いからっ。と、相変わらずの脱線に、朝日のイライラは、最高潮に達してしまいました。
朝日「ごめん、何が言いたいのかよくわからないんだけど、結局どういうこと?」
いい加減、黙っていられなくなり、つい、キツめの口調で、問いただしてしまいました。
太郎くん「う゛〜〜、・・・ゴメン。どう言うのか、思ってる事をうまく言えないっていうか、正直言って、俺もよく分かんないの。」
朝日「・・・・なに、それ。。」
そんなことを言われても、こっちの方がどうすればいいのか、訳が分からないんですけど。。と思ってしまいました。
太郎くん本人が分からないことが、朝日に分かるはずもないし・・・・。
あまりにも、自分勝手というか、振り回されている朝日の気持ちなんて、本当にどうでも良いんだな。と思い、一瞬にして、スッと冷めた気持ちになってしまいました。
朝日「それは、朝日と付き合うのを辞めたいってことで良いんですか?」
もう、いつまでもウダウダしているのも、本当にウンザリするので、太郎くんが直接言わないなら、こちらから聞いてしまえっ。と思いました。
この時の朝日は、怒りの感情に支配されていて、さきほどまでの悲しい気持ちは、とっくに吹っ飛んでいました。